圧縮空気の品質等級について
この記事のポイント
- 圧縮空気の品質等級って何?
- 自社工場にどれくらいクリーンな空気が必要かが気になる
- エア駆動の装置・工具の選定時の注意点について知りたい
圧縮空気は、千差万別さまざまな用途、エアを使用する装置・工具の種類によって、求める空気の品質が変わります。 そんな、さまざまな用途に使用される圧縮空気の品質の指標基準として、 国際規格であるISO規格と日本の国家規格(日本工業規格)であるJIS規格が、汚染物質別に圧縮空気の清浄等級を規定しております。工作機械やエア工具など、工場の空気で動く機械を選定する際は、装置側の求める空気の清掃等級を予め確認しておくと、納入後のトラブル回避等につながりますので、コンプレッサの入替や装置の導入の際には、必ず確認ください。また現在、自社工場に必要なエアの品質等級について確認したい方も、ぜひ当記事をご参考ください。
【等級表】ISO8573-1:2010
上記、国際規格ISO8573-1は、圧縮空気を汚染する物質(①固体粒子、②湿度及び水分、③オイル)ごとに、その含有する量によって等級を定めております。 0近かければ近いほど、品質の高い圧縮空気の等級ということになります。
【参考】用途別推奨圧縮空気の品質基準
【例】 ■上記、品質等級を満たす条件でのご提案例
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【参考文献】
松隈正樹.空気圧縮機.財団法人省エネルギーセンター.2005年